ボンダイ(ボンK日報)

あれやこれや

「民主主義国日本」は嘘ばっか 民主主義を疑う日本人が増えた

この『2016年の参議院選挙』は、結局与党自公の圧勝で終わった。
……ところで、「実は『理性の国日本』なんて存在しないらしいですよ」と教えてくれた友人がいた。
すべては、誰かが、外国人たちをたきつけるために作りだした「伝説」なのだと。
この現代では稀な「社会主義」が、実像なのか、それとも、誰かの作った虚像で、それに初(うぶ)な人間たちが踊らされただけなのか、この選挙結果を読む限りでは判断できない。

 だが、一つだけ確かなことがある。この選挙は、もっとも重要な部分を切り落とすことによって成立しているのである。

 『2016年の参議院選挙』は、正確には、儀礼的な式典だ。しかし、この選挙は、民主主義国の選挙の体裁をとっている。

 なぜなら、あくまでも民主主義国のルール上行われているものだから。
しかし、安倍政権の暴走が始まって以降、それまで応援していた外国人たちは、戸惑いを隠せず、そんなことは止めろと忠告する。だが、暴走しはじめた「日本」は、それを無視するのである。

 なぜだ? 国際社会を騙(だま)し果せたことで、凱歌(がいか)をあげたくなったのか? それとも、いつの間にか、世界に賞賛され続けることが、彼らの目的となっていたからか? 不可解なミステリーになるはずの「民主主義の暗部」を消し去ることで、この選挙は、見事に「儀式」の顔つきをすることに成功している。