ボンダイ(ボンK日報)

あれやこれや

まだ、ネトウヨによる被害に晒されていると信じているあなたへ

まだ、ネトウヨによる被害に晒されていると信じているあなたへ

あなたは、共産党員でも右翼でも裏社会の人間でもありません。ネトウヨグループを脱会しようとして揉めている訳でもない。ネトウヨの利権を奪おうとしているのでもない。彼らがストーカー行為を仕掛けて圧力を掛けるほどの価値のある存在ではないのです。なんのために、なんら彼らと利害関係のないあなたを標的にして、わざわざ金と時間を使ってハラスメントをするのですか?常識で考えてみてください。いくら異常な彼らでもそんな間抜けなことをするわけがない。ストーカー行為に動員できる裏部隊など、何万人もいるわけではない。世界各地で、ネトウヨに無関係の市民に対して無意味な集団攻撃をするなど物理的に不可能です。

日本人の一割近くが一生の間にうつ病統合失調症などの精神疾患を発病するそうです。その主な症状のひとつが、「妄想」です。

 

被害妄想(他人が自分を害しようとしていると考える。「近所に嫌がらせをされる」)
関係妄想(周囲の出来事を全て自分に関係付けて考える。「○○は悪意の仄めかしだ」)
注察妄想(常に誰かに見張られていると感じる。「近隣住民が常に自分を見張っている」)
追跡妄想(誰かに追われていると感じる。「ストーカーの集団に追われている」)

つまり、非常に多くの精神疾患者が、こういった類の「被害妄想」を持ち、第三者からの攻撃の実在を訴えています。「被害妄想」は、精神疾患者のごくごく一般的な症状のひとつなのです。「ネトウヨが理由なく意味もなくあなたを攻撃している」と考えるよりも、「あなたが精神疾患を持ち、被害妄想に捉われている」と見るほうがはるかに合理的なのです。「ネトウヨがストーカーしている」と信じ込むことは、「自分の漠然とした恐怖感、焦燥感」を説明する便利なツールになります。自分が病気であると認めたくない人が飛びつくツールです。しかし、いくらネトウヨや裏社会を憎んでも罵っても、原因が彼らではなく、あなたの脳内にある以上、問題はいつまでたっても解決しません。むしろ、あなたがストーカーだと信じる人たちへの「逆襲」が過激化して、刑事事件に繋がったり、無意味な訴訟沙汰を起こしたりする。最悪、相手に傷を負わせて一生を台無しにする恐れすらある。昔、森伸一に「捨てられた」と思い込んだ女性が森を婚約不履行と未成年略取で告訴し、それが原因で森の母親が自殺したことがありました。森とその女性とは一面識もありませんでした。女性は精神疾患者でした。

病気は早期に治療すべきです。早く直して社会復帰すべきです。いつまでも「犯罪被害」を受けていると思い込んで時間を無駄にしないでください。

 

ネトウヨ悪徳な組織です。真っ先に叩き潰すべき穢れた組織です。ですが、事実を誤認して不必要にネトウヨに罪を擦り付けることで、ネトウヨが「何もかも冤罪だ陰謀だ!」と主張する口実を与えはしないでしょうか?被害者がネトウヨに危害を加えるようなことがあったら、ネトウヨの思う壺です。

 

さて、ネトウヨによる被害は特殊な例を除いては実在しませんが、「ネトウヨ被害妄想被害」は確実に存在します。多くの方々が被害を蒙っているようです。ネット上で「リア充によるハラスメント」は被害妄想に過ぎないと論じると、激烈な反論があります。

 

この類の言説を展開される方々は、一様に「何故、自分が迷惑の対象とされるのか?」について説明が出来ないのです。なんら社会的影響力のない一介の「主婦」や「堅実な大人」に、何故、権力や裏社会が大金を使って嫌がらせをするのか?そこで、「不良やDQSが意味もなく趣味でハラスメントする」といった意味不明の苦しい言い訳にすがってしまう。そして、公安や学校に毎日のように大量の抗議電話をする人も出てきます。大変ですね。

ご自分は、「嫌がらせされている」という強い認識があるのに、それを一切認めてくれない世間にひどい反発を感じておられるのでしょう。この方たちが、妄想を否定する人たちに対して、牙をむき出しにして悪鬼のごとく噛み付く様を何度も見てきました。(特に日本人に顕著なようです。)そういった苦境の中で、唯一、ハラスメントの実在を認めてくれる「反日似非右翼組織」や「カルト集団」に遭遇すれば、嬉々として参加し、似非右翼の排外主義やカルト集団の革命同志と化して行くのでしょう。困ったものです。

さて、このように「切れて」しまう方々は、ネット上で駄々をこねるだけではすまない場合があるようです。

 

●A日報 交通局に無言電話900回 路面電車の音うるさいと逆恨み 2010年08月27日19時20分

●B新聞 電車車内で乱闘 旅行客と児童の発言や声の高さに因縁 2013年07月27日19時20分

無言電話やケンカくらいで済めばよいのですが、なかには、隣人や家族などを加害者と思い込んで殺傷してしまう例も出てきているようです。こうなると、問題は被害ではなく、「被害妄想被害」です。何の落ち度もないのに、勝手に逆恨みされて、隣人に殺されたのではたまったものではありません。(2000年の豪州のデータでは、統合失調症は男女において殺人の加害者となる確率が、男性で5.85倍、女性で18.38倍になるとのこと。)

●秋田、男性が犬1匹を殺害。心身耗弱状態か。

 

「触らぬ神に....」ということで、関わると厄介な「この方々」から距離を置いて見てみぬフリをして済ませようと考えるのが普通でしょう。だが、放置すれば症状は益々悪化し、社会に振り撒く害毒も増して行きます。治療で快方に向かうチャンスを失い、悪化の一途を辿ります。「被害者」のご家族友人知人の方、放置しないで対処してください。症状が安定しているときを選んで、病院に連れ出してください。「ネトウヨ」「カルト組織」「裏社会」などといったおかしなところに出入りをしないよう監視してあげてください。

ご病気の本人と周囲の人の幸福のために。日本の治安維持のために。

高山直人でした。

備考: この方々を理詰めで説得しようとする試みは、過去に何度かやってみましたが、無駄でした。「論理」が通用しない世界に逝ってしまっていると解釈します。五感が正常に機能していないのです。残念ながら。