ボンダイ(ボンK日報)

あれやこれや

鉄道利用者の消費者意識の低さ

 はっきり言って、商業鉄道を公共交通にするのは間違っています。

 公共交通になるということは、非常時にはその地域としての輸送拠点にするということですよね。
 テロや戦争がもし起こったとき、運悪く空襲の被害にあった場合、横浜の地下鉄や大阪の地下鉄のような古い規格の路線の場合、まず、非常シェルター機能は望めません。

 ご存知ですか?各地に地下鉄が通っているのですが、大体の路線で非常シェルターとして使えるような深さに達していない路線が多数を占めるのです。
 その理由は、もともと路面電車の代替を想定しており、利便性の観点から深度を浅くせざるを得ないからです・・・・

 ちなみに、東日本大震災時に仙台の地下鉄の施設にいたのですが、駅の施設の柱などが幾つか折れてしまいました!その後の避難中の余震による転倒で私は怪我をしました・・・怖かった。

 何年か前に、大学の討論会で公共交通のあり方を検討する集会があったかと思うのですが、その検討員の間でも、地下鉄を戦争時の避難拠点にするには適切ではないとのコメントが出ていたような記憶があります。(定かでないけど)

 今からでも、遅くはないと信じて、災害・戦争・テロに強い公共交通・鉄道をどのように創っていこうか、鉄道ファンという消費者として強い危機感を持っています。

 でも、とりあえず今週末は、関東大震災の犠牲者を哀悼するため鉄道利用を控えます。